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希望学4 希望のはじまり価格: 3,990円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 ★わたし発の希望学! 第四巻を、一言でいえばこう言える。私は(そして誰しもきっと)、こんな不安を秘めながら生きている。いつの日か病魔に、あるいは老いに襲われる。元気で過ごしていても、ある日突然、仕事にあぶれ、人にそむかれ、世間からつまはじきされるようなことがあるかもしれない(排除)。そんな「わたし発の不安」に、「わたし発の希望(のヒント)」をこの本はさずけてくれる。 ★とりわけ第10章「性をめぐる権利と希望」(ドキッ!)、第9章「先端医療は希望か?」、および第4章「開発学にとっての繁栄、幸福と希望の意味」は見逃せない。読むというより、むしろじっくり考える素材としたい。★とは言いながら、歯が立 |
死生学1 死生学とは何か価格: 2,940円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 21世紀COEに、選ばれた「死生学の構築」の成果として、公刊された本です。申請は、人文科学で、臨床医学中心の欧米型研究に希薄な文化・歴史面の拡大、価値観の深化を目指し、また自然科学との連携も考えているようです。
前半は、○編者による新死生学の輪郭と問題の提起。○医術の囲い込みが、死生の問いから人を遠ざけたという生命倫理の問題。○半人間の排除が常に裏にある安楽死や尊厳死の捩れた理念。○外国での研究状況として、京大のカール・ベッカーによる、米国での死生観教育の歴史と現状。○「死を考える事典」のグレニス・ハワースによる英国での死生学の通史。この前半では、死生学の広がりが、 |
情報 (東京大学教養学部テキスト)価格: 1,995円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 情報化の時代にあって、教養としての視点から情報を扱っている本である。
東大1年の文系理系問わない全学共通授業の教科書である。 |
希望学2 希望の再生価格: 3,990円 レビュー評価:5.0 レビュー数:4 とにかく構成が素晴らしい。変化の表層にとらわれず、冷静に「観察」することによって希望の実相に迫っている。第1巻から第2巻に転じて、釜石を題材に人、町、歴史、産業、様々な角度から希望に迫るそのアプローチは真摯に誠実にそして冷静に希望を解き明かしている。このようなアプローチを社会の中で人が生きている諸相にあてはめて考えることによって、最終的には厳しいけれどすがすがしい人の生き様を映し出していくことができるだろう。軽佻浮薄な変化に惑わされないその姿勢に感嘆。第3巻も楽しみだ。 |
エピソード記述入門―実践と質的研究のために価格: 2,940円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 なかなか手強い本である。かなり周到でしかも哲学的な問いがちりばめられているが、あえて筆者は、そのようなことには触れず、やさしい語り口で、諄々と説き起こしている。この本を読み解くには、実存主義、現象学、文化人類学等の素養がなければ、筆者の問題提起を理解するのは難しいだろが、必ずしも必要と言うわけではない。
真摯に筆者の声に耳を澄ませればいいのである。疑問に思った点を記載する。
「あるがまま」とは
本書の中で気がつくことは、客体的立場や主体的立場というものが本質的にないということ(自明のことであるが)を改めて記載していること |
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解析入門 (1)価格: 2,940円 レビュー評価:5.0 レビュー数:12 数学の本には「入門」というタイトルがつく本が多いが、これは、予備知識を(仮定しない)と言い換えていいと、自分は思います。
この本も例外ではなく、最初から論理を追ってゆけば(根気の許す限り)、間違いなく力はつくと思います(「線形代数」と「微分積分」はどの本を読んでもほぼ同じことが書いてあるが、教育的に(数学を勉強する)という意味で、この本は名著です)
初学ではお勧めしません(多分、この本上下買って勉強するのは効率が・・・)
ですが、ある程度動機やいきさつが了解されれば見通しがいいと思います(自分的に)
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刑法総論講義価格: 3,780円 レビュー評価:4.0 レビュー数:7 同じ平野博士の御弟子さんである理論派教授の本は,読んでいてすきっとします。
理屈で割り切っているためです。
しかし,裁判実務で通用する主張を展開しようと思うなら,選択すべき本は別です。
本書は,裁判例が何を重視しているかを大変わかりやすく解説しており,
実務においてとても役立ちます。
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自然科学の統計学 (基礎統計学)価格: 3,045円 レビュー評価:5.0 レビュー数:4 端的に言って、理解するのが難しい。この本を読む前に、入門書を何冊かは、読破しておかないと歯が立たない。しかしながら、名著であるのは、間違いなかろう。 |
建築家たちの20代価格: 1,450円 レビュー評価: 4.5 レビュー数:7 仕事について深く考えもせず新卒以来働いてきて、27歳になって改めてこれからの人生やキャリアを考えたときに、読んだ本です。 「ポンピドー・センター」を設計したレンゾ・ピアノや「ルーブル美術館」のガラスピラミッドをつくったペイといった世界の建築家たちが、どんな青年時代を過ごしたのかが、インタビュー形式で書かれていて、とても読みやすく共感がもてます。 ただ、複数の世界的建築家のインタビューを一冊で読めるという手軽さの反面、一人一人を深く掘り下げたものを読みたい方には不向きだと思います。 この本を手にして1年後、転職を果たしましたが、仕事の実践に役立つ本というよりも、心の栄養となる本です |